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過酷な現場

カテゴリ: 医師の職場の実態

勤務医の労働時間

新人医師はまず勤務医になりますが、ここでいきなり過酷な労働環境が待ち受けます。厚労省検討会の資料によれば、平均して週70時間から80時間もの勤務で、その中には外来診療、手術、夜勤、救急治療など緊張を強いられる職務が多く含まれます。当直明け後に引き続き通常勤務をする「32〜38時間連続勤務」の常態化も全国のほとんどの病院で見られます。

国公立病院医師の退職

医師が相次いで退職し、救急外来が閉鎖になったり、診療科目が半分くらいに減ってしまったりしています。よく取り上げられている産科と小児科の医師も確実に減少しています。医師不足を受けて病院の側も医師報酬を引き上げたりしていますが、それでも勤務医の退職に歯止めがかからないのは、報酬は改善できても労働環境は用意に改善できないことが要因と見られます。残った医師にはさらに過重な負担がかかります。また、地域医療を支える複数の病院で片方で救急や診療科が無くなったらもう片方の病院では一層の集中が起こります。このような負の循環が起きています。

さらにストレス要因

モンスターペイシェントが医師の労働時間をさらに奪い、無理な要求でストレスを与えています。また、簡単に医師を訴えることが可能で、ちょっとしたことも「医療事故」にされかねないリスクがある職場であるということも、勤務医が退職していく大きな原因です。