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社会人としての医師

カテゴリ: 医師の職場の実態

職業選択は高校のとき

医師になる人は、その決断を高校生のときに選択します。そして医学部に合格したら、ひたすら医学の専門知識をつけて約十年の後、晴れて医師となります。医学部低学年のときにわずかに教養課程はあるものの、他の世界のことを知る機会があまりにも少ないのです。また、医科大学でなく総合大学の医学部であっても、他の学部生との交流はあまりなく、友達もすべて医学生というケースが普通です。「社会勉強」になるような経験に乏しいといえます。

優秀で真面目だけれど

高校での成績がよくて医学部を選択、大学でも勉強、さらに研修を重ねてきて、優秀であることは間違いありませんが、ちょっとしたトラブルをうまく解決したり、ストレスを改良したりすることが下手な人もいます。病院の現場はあまりにも多忙で勤務も交代のため、他の人と会話する時間もあまりなく、誰かに相談したり情報交換することもままならず、一人で悩み続け、ある日突然「辞める」と言って去っていってしまう、そんな医師もいます。また、逆に、真面目に期待される役割を果たそうとするあまり、「辞める」と言い出す選択肢を持たないまま、燃え尽き状態になりながらオーバーワークを続けている人もいます。若い世代の医師は、医師としての目標意識やミッションの自覚を明確に持って自分のキャリアプランを進んでいく姿勢や、コミュニケーション能力をつけることが求められています。